ビサヤ語 演習 3:疑問文の作り方

緑色の黒板が背景にあり、中央には「ビサヤ語 part2(セブアノ)」「疑問文の作り方」と白い文字で書かれています。黒板の前には指し棒を持ったキャラクターが立っており、彼の吹き出しには「少しずつ覚えよう」と書かれています。 ビサヤ語(セブアノ語)の学習

テーマ:疑問文の作り方

文法の解説

セブアノ語の疑問文は、基本的な語順(VSO型)を保ちながら、疑問詞を文頭に配置することで作成されます。疑問詞は、英語のwho(誰)what(何)where(どこ)、**when(いつ)に相当するものです。疑問詞を使わない場合でも、語順を変えずに文に「ba」**を加えることで、Yes/No疑問文を作成することができます。

ポイント
疑問視が付く場合は疑問視+対象+動詞+目的語となる。


主な疑問詞:

  1. Unsa:何
  2. Kinsa:誰
  3. Asa:どこ
  4. Kanus-a:いつ
  5. Ngano:なぜ

疑問詞を使わない場合、**「ba」**を文中に挿入して疑問文を作ることができます。たとえば:

  • Moadto ka sa Cebu.(あなたはセブに行きます。)→ Moadto ba ka sa Cebu?(あなたはセブに行きますか?)

演習(10問)

次の日本語文をセブアノ語に翻訳し、疑問文を作成してください。


問題1:あなたの名前は何ですか?
使用する単語:

  • unsa:何
  • imong:あなたの
  • pangalan:名前

問題2:彼/彼女は誰ですか?
使用する単語:

  • kinsa:誰
  • siya:彼/彼女

問題3:あなたはどこに行くのですか?
使用する単語:

  • asa:どこ
  • ka:あなた
  • moadto:行く(未来形)

問題4:なぜここで働いているのですか?
使用する単語:

  • ngano:なぜ
  • ka:あなた
  • nagtrabaho:働いている
  • diri:ここで

問題5:あなたはパンを作りますか?
使用する単語:

  • maghimo:作る(未来形)
  • ka:あなた
  • ug:〜を(接続詞)
  • pan:パン
  • ba:疑問を作る助詞

問題6:あなたはいつセブに行きますか?
使用する単語:

  • kanus-a:いつ
  • ka:あなた
  • moadto:行く(未来形)
  • sa:〜へ(前置詞)
  • Cebu:セブ

問題7:彼らは何を食べていますか?
使用する単語:

  • unsa:何
  • nila:彼ら(所有格)≒sila:彼ら(主格)
  • gikaon:食べている
  • ang:〜は(主語を示す)

問題8:この本は誰のですか?
使用する単語:

  • kinsa:誰の
  • libro:本
  • ni:〜の(所有を示す)
  • kang:〜の(人を表す所有を示す)
  • nga:接続詞(名詞を所有格と結ぶ)

問題9:彼はどこで働いていますか?
使用する単語:

  • asa:どこ
  • siya:彼
  • nagtrabaho:働いている

問題10:あなたはこれを知っていますか?
使用する単語:

  • kabalo:知る
  • ka:あなた
  • ba:疑問を作る助詞
  • kini:これ
  • sa:〜に(前置詞)

問題と解答・解説


問題1:あなたの名前は何ですか?

  • 答え:Unsa imong pangalan
    • 解説Unsa(何)が文の最初に来て、imong(あなたの)が主語、pangalan(名前)が目的語として続きます。正しいVSO型です。

問題2:彼/彼女は誰ですか?

  • 答え:Kinsa siya
    • 解説Kinsa(誰)が文の最初に来て、siya(彼/彼女)が主語として続きます。文の構造はVSO型です。

問題3:あなたはどこに行くのですか?

  • 答え:Asa ka moadto
    • 解説Asa(どこ)が文の最初に来て、ka(あなた)が主語、moadto(行く)が動詞です。VSO型が正しく使われています。

問題4:なぜここで働いているのですか?

  • 答え:Ngano ka nagtrabaho diri
    • 解説Ngano(なぜ)が文の最初に来て、ka(あなた)が主語、nagtrabaho(働いている)が動詞です。diri(ここで)が場所を示しています。

問題5:あなたはパンを作りますか?

  • 答え:Maghimo ba ka ug pan
    • 解説:Yes/No疑問文では、動詞maghimo(作る)に疑問助詞baを挿入し、主語ka(あなた)と目的語ug pan(パン)を続けます。

問題6:あなたはいつセブに行きますか?

  • 答え:Kanus-a ka moadto sa Cebu
    • 解説Kanus-a(いつ)が文の最初に来て、ka(あなた)が主語、moadto(行く)が動詞です。sa Cebu(セブに)が目的語として続きます。

問題7:彼らは何を食べていますか?

  • 答え:Unsa ang gikaon nila?
    • 詳細解説
      • Unsa(何)は疑問詞として文の最初に配置されます。
      • angは、文の目的語を特定するために使われます。ここでは「食べているもの」を特定しています。
      • gikaon(食べている)は動詞で、文の中央に配置されます。
      • nila(彼らの)は、所有格として使われ、sila(彼ら)の代わりに使用されます。文の末尾に配置され、「彼らが食べているもの」という意味になります。
      • つまり、「何が彼らによって食べられているか?」を尋ねる形となり、正しい語順です。

問題8:この本は誰のですか?

  • 答え:Kang kinsa ni nga libro?
    • 詳細解説
      • Kang kinsaは「誰のもの?」を意味し、所有格を表します。kangは人に対する所有を示す前置詞です。
      • niは「これ」を意味し、所有物が指し示されているものです。
      • ngaは、ni(これ)とlibro(本)をつなぐための接続詞です。セブアノ語では、所有物を説明する際にngaが必要です。
      • libro(本)が文の最後に配置されます。
      • 全体として「この本は誰のものですか?」という意味になります。

問題9:彼はどこで働いていますか?

  • 答え:Asa siya nagtrabaho
    • 解説Asa(どこ)が疑問詞として文の最初に来て、siya(彼)が主語、nagtrabaho(働いている)が動詞です。

問題10:あなたはこれを知っていますか?

  • 答え:Kabalo ba ka sa kini?
    • 詳細解説
      • Kabalo(知る)は動詞で、文の最初に来ます。
      • baはYes/No疑問文を作るための助詞です。
      • ka(あなた)が主語として配置されます。
      • sa kiniは「これ」を目的語として導く前置詞句です。セブアノ語では、目的語を強調するためにsaを使い、kini(これ)を続けます。
      • この文全体で「あなたはこれを知っていますか?」という意味になります。

3. このトピックで使用した言葉

動詞

  1. moadto – 行く(未来形)
  2. nagtrabaho – 働いている(現在形)
  3. gikaon – 食べている(現在形)
  4. maghimo – 作る(未来形)
  5. kabalo – 知る

疑問詞

  1. unsa – 何
  2. kinsa – 誰
  3. asa – どこ
  4. kanus-a – いつ
  5. ngano – なぜ

代名詞

  1. siya – 彼 / 彼女
  2. ka – あなた
  3. sila – 彼ら
  4. nila – 彼らの(所有)

前置詞・接続詞

  1. ug – 〜を
  2. sa – 〜に
  3. ni – これ(所有を示す)
  4. kang – 誰の
  5. nga – 名詞を接続する

名詞

  1. pangalan – 名前
  2. pan – パン
  3. libro – 本
  4. diri – ここ
  5. Cebu – セブ
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